文字に頼って生きています
自分の感情が信じられなくて
矛盾を無理矢理1つの法則にまとめて
誰かこの一人問答に終止符をうってくれませんか
文字に絡めとられた人生です
その文字ですら酷く雑に成り立っている
いくら本を読んでも解決しませんよ
根本が替わらないのですから
肉というより概念に成り変わっている自己認識
何処までも自分を支配しコントロールしたくて
分裂していく
役割を割り当てられてそのまま遂行している
言葉に随行している
崇め奉る
すり替わりたい
単純な情緒が攪乱している
騒音と無音のよく似たメロディーを知っているか?
君の感情が欲しい
文字を棄てても生きていられるくらいの何かが欲しい
できるだけ普遍的な物が良い
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2016.05.23
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バイトで一番疲れるのが仕事をするときではなく挨拶をするときだ
毎回元気に挨拶するだけで気力が磨り減る
その上学校でも挨拶習慣のように声をかけられる
人と話すのが嫌いというわけでは無いはずなのに
ただ元気に挨拶するという定形にそっただけで
気が滅入ってしまう
2016.05.22
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愛されていないんだと叫んでそのまま首を切りたい
記憶の限り昔から綱渡りのような内心
全身の神経が感情に感化されてざわめいていた
傷みを抑え
悲しみを消し
部屋の片隅で丸くなる
目を覚ましたい
いつのまにか過ぎ去った時間を見て焦る
2016.05.16
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病的な部分が一個づつ大人にばれていくようだ
今までの閉鎖的な空間をこじ開けるように
その空間は今やがらんどう
隠しきれない空虚
虚しく散った努力の残り香
四角い牢獄
囚人の影だけが壁にうつっている
2016.05.13
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僕は語る側に立ちたい
その部分で世界と繋がっていたい
それが出来る場所まで歩いていきたいから
余計な物は排除してきた
いや、結局棄てきれなかった物が残っている
未だに燻っている
それは余計な物だが排除するべきだと決めきれなかったもの
僕が欠陥品である事を明るみに浮かび上がらせるが
誰も傷つけない
誰かに見咎められても痛くない
欠陥というにはインパクトが弱いくらいの
曖昧な故に規制を掻い潜って自己主張し続けている
いつまで自己主張させ続ける気でいたのか忘れるくらいに時間がたった
僕は僕を主張させるべきだ
2016.05.10
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ちょっと遠出して美術館に行った帰り道、バーミヤンに入ったら店員が出てこなかった
すいません、とレジの奥にいる人に声をかける
はい、すいません。と声がかえってくるが誰も出てこない
一歩店内へと踏み込むと四つの大きな仕切りがあって手前の二つと一番奥は人で賑わっているのが見えた
注文を受けて戻ってきた店員と目が合う
しばらくの沈黙
お客様は何名でしょうか?
ようやく聞き慣れた台詞を聞いた
僕は人差し指を一本たてた
禁煙席で…とさらに続けられる台詞に禁煙席がいいですですと被せて答える
案内されたのは三番目の仕切りだった
まったく人がいない席のはじっこに座る
仕切りの向こう側ではガヤガヤと人の声がしていた
次にきた客の人影がすりガラスに写ってまだ隣の仕切りにも席があったことに気がつく
僕は危ない人だと思われたようだ
2016.05.07
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この体は僕の物だ
僕の物だ
髪の毛一本から足の爪先まで
全部
全部僕の物だ
僕の部屋も
友達も
好きな人も
やりたい事も
僕と繋がる全ての事に関して
あなたは第三者でしかない
この体を創ったのがあなたでも
この体の面倒を見たのがあなたでも
僕の体は僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
僕の物だ
2016.05.06
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何処かで聞いたような話だ
いい子になれと言われて育った
いい子になろうと頑張った
しかしいくらムチを打っても僕は字が苦手だった
いくら打たれても僕は変わらず僕のままだ
冷酷だと言われるようになった
僕はいつも同じように笑っていた
勝とうが負けようが誰かが死んだ時でさえ
僕に感情のバリエーションは無い
常に大人の理想を演じようとした
偽善を通り越した自己犠牲の精神に僕を捧げた
愛されようとする事こそが子供に課せられた使命だと思いこんでいた
それを全て否定する訳ではないが
僕はそれで欠けた人間になった気がする
手を伸ばせば届きそうなのに
いつも適当に褒められて
結果、つかんだ事なんて一度もない
隣にいる自分よりも能力の低い人がつかんでゆくのを見て終わる
いつになってもたどり着けばしない
すぐ手は届きそうなのに
指先をかすめてゆくばかりだ
足りない物は何だろうと思うたびに昔に戻る
僕はどうやら繰り返すのが好きみたいだ
習慣になった事は良くも悪くも簡単に変えられないみたいだ
僕は愛されたかったのだろうか
2016.05.03
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